クラスTシャツ&オリジナルTシャツ-James-
■Tシャツのデザイン
Tシャツを作るために、デザインを考えていこう。
あまりに懲りすぎて細い線で複雑なデザインにしてしまうとシルクスクリーンでインクを刷るときにデザイン通りに刷ることが難しいので気を付けておこう。
シルクスクリーンで印刷するときにはたくさんの色を使った複雑なデザインは得意にしていない。どちらかというと単色のデザインが得意。なので、シンプルでインパクトのあるロゴなんかは綺麗にできるはず。たくさんの色を使ったデザインでも印刷は難しいだけで可能ではある。シルクスクリーンの網にインクが通ればいいので、印刷が上手にできるようになれば複雑なデザインにも挑戦してみるといいだろう。
デザインしたものはプリンタで印刷できるようにしておくようにしておこう。あと、気を付けることとしては、シルクスクリーンの範囲内にデザインが収まるようにしておくことだ。せっかくお気に入りのデザインが完成しても用意したシルクスクリーンのサイズよりも大きいと印刷ができない。
■OHPフィルムに印刷する
さて、満足いくデザインが完成したなら次にOHPフィルムへ印刷だ。このフィルムは特殊な透明のフィルムで、普通の紙に印刷するよりもインクを多めに使うので、用意するインクの量はしっかり確認しておこう。というのも、後の作業で太陽の光に当てることになるが、この光を遮るくらいのフィルムを作る必要があるのだ。印刷した後はフィルムを太陽にかざしてしてみて、光が透き通らなければ印刷成功だ。もし光が漏れるなら、このフィルムの上から重ねて印刷しても大丈夫だ。ずれてしまわないように慎重にセットしよう。
■シルクスクリーンに光を当てる
OHPフィルムが完成したらスプレーのりで表面を塗っていこう。デザイン部分には入念にスプレーしよう。次にシルクスクリーンに貼り付ける作業だが、ここは特に気をつけて行うように。まず、太陽光が一切入ってこない部屋でシルクスクリーンを準備して、OHPフィルムを貼り付ける。シルクスクリーンはフィルムよりも大きめにカットするようにしよう。フィルムと同じ大きさにしてしまうと失敗してしまう。フィルムをシルクスクリーンの上に乗せ、シルクスクリーンを本や雑誌などの台に乗せる。これは太陽の光を当てる作業でシルクスクリーンより向こう側へ光が通らないようにするため。
準備が整ったら太陽の光を当てる。雲ひとつ無いカラッカラの晴天なら20秒もしないくらいで終了だ。不安だからとずっと太陽光を当て続けてしまうときれいにできない。すぐにシルクスクリーンを暗い部屋に戻してシルクスクリーンを洗う。
■シルクスクリーンを洗う・型抜き
自宅なら洗面所でシルクスクリーンを洗うのだが、洗面所でも明かりを消して暗くする。容器に水を貯めてOHPフィルムを剥がして浸す。シルクスクリーンがデザインした部分の色が紫から白色に変わっていく。この部分は太陽の光が当たっていないため感光剤という特殊な液が溶けている。白色から透明になれば完成だ。このとき綺麗に透明にならずに半透明のままだと失敗になる。この原因としては太陽に当てすぎたことによる場合が多
い。太陽に当てる時間を短くしてもう一度やり直そう。
■スクリーンを木枠に張り付ける
ちょうど良いサイズの黒板やコルク製の板を用意して枠だけを取り外してシルクスクリーンに両面テープで固定しよう。シルクスクリーンがピンと張った状態になるように固定しよう。両面テープだと心もとないので、更に頑丈にするならホッチキスを使って固定しよう。
■プリント位置
シルクスクリーンと木枠を固定したらTシャツに印刷する位置を決めよう。既に決まっているなら問題ないが、デザインを印刷する重要なポイントなのでうまく位置を決めよう。デザインにも左右されるものの、シルクスクリーンプリントでは基本的にどこにでも印刷ができるのが特徴だ。Tシャツを置いた状態で印刷する位置を決めると着用したときにイメージしたものと違う場合もあるので、一度着用してみて印刷する位置を決めるといいだろう。あと、一枚だけのTシャツなら感覚で決めても問題ないだろうが、複数枚を作る場合は印刷位置を定規などでしっかり計算して測っておこう。
印刷する前には生地の裏に画用紙や厚紙で生地をきれいに伸ばしてシワができないようにする。インクが後ろの生地に漏れる心配もない。
■インクを刷る
シルクスクリーンの上にインクを刷り込んでいく。
上手にバランス良くインクを刷るコツとしては、デザインのど真ん中にインクを落して伸ばしていくよりもデザインの端にインクを落すこと。インクをデザインの上に落してそこから伸ばしていくと、落した部分と伸ばした部分のインクのばらつきができてしまう。なので、デザインの端の方にインクを落してそこから一気にインクを伸ばせば割と均一にインクを伸ばす事が出来る。もちろん自分のやりやすい刷り方でやってもらっても全然問題ない。
生地へ刷り込むときにはスキージーを使うが、インクを何回も刷るよりも、一回の往復だけでも十分だ。インクが刷れているか心配になって何往復もやってしまうとインクが余計に染み出してデザインが滲んでしまうし、固定しているシルクスクリーンの位置もずれる原因にもなる。
■乾かす
インクを刷り終わればシルクスクリーンを生地から剥がすのだが、ポイントとしては真上に一気に持ち上げるようにして剥がすこと。インクのせいでシルクスクリーンとTシャツがくっついているので、Tシャツを何か重いもので抑えておき、シルクスクリーンを真上に一気に持ち上げて剥がす。中途半端に剥がれない状態になってしまうとインクがずれてしまうので、剥がすときは一気に!
■インクはドライヤーで乾かす。
インクが乾いてもそれから更に当て続けてしっかりと乾燥させる。
■完成
インクがTシャツにしっかり定着すればオリジナルTシャツの完成だ。早速仕上がりの確認で着用してみよう。イメージした位置に印刷できているかずれていないか、インクのムラができていないかを確認して問題なければ無事にTシャツの完成となる。お疲れ様!
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2019/1/25 更新
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